四国(松山・高松)のホテル建設費相場2025|坪単価の最新動向と地方都市特有のコスト要因
1. 四国におけるホテル建設需要の背景
松山(愛媛県)と高松(香川県)は、四国地方の中核都市として観光・ビジネス両面での宿泊需要が高まっています。
松山:道後温泉や松山城など観光資源が豊富で、国内旅行客・インバウンド需要の回復が進む。
高松:四国経済の玄関口であり、瀬戸内国際芸術祭をはじめとした文化イベント需要が増加。
こうした背景から、ビジネスホテル・シティホテル・リゾートホテルの新築計画が進んでおり、ホテル建設費の最新相場を把握することは事業計画に欠かせません。
2. 四国(松山・高松)のホテル建設費の相場
建設費は立地条件や規模によって異なりますが、2025年時点の坪単価相場は以下の通りです。
坪単価の目安
ビジネスホテル(5〜10階・延床3,000㎡程度)
→ 坪単価 約85〜110万円
→ 総工費:約8〜10億円シティホテル(10〜15階・延床8,000㎡程度)
→ 坪単価 約95〜120万円
→ 総工費:約23〜28億円リゾートホテル(延床1万㎡以上)
→ 坪単価 約100〜130万円
→ 総工費:30億円以上
👉 東京や大阪に比べると1〜2割程度低い水準ですが、資材・人件費の高騰により上昇傾向にあります。
3. 松山・高松における建設コストの特徴
① 地方都市ならではの地価・施工条件
地価は首都圏より安いため、土地取得コストは抑えやすい。
一方で、施工業者の数が限られており、入札競争が少ない分、建設単価が上振れしやすい。
② 地盤条件と基礎工事
松山:火山灰土や沖積層が一部にあり、杭基礎が必要なケースあり。
高松:沿岸部は埋立地も多く、地盤改良費が増加する可能性。
③ 観光需要に対応した設計要求
インバウンドを意識した大浴場・和室・多言語対応。
ビジネス需要向けには会議室・ワークスペース・高速Wi-Fiが必須。
④ 設備投資・環境基準
ZEB Ready、省エネ法適合が求められ、高効率空調や断熱性能強化で設備工事費が上昇傾向。
四国は日照時間が長いため、太陽光発電を導入するケースも増加。
4. ホテル建設費のコスト構成
ホテルの建設費用は、一般的に以下の内訳で構成されます。
建築本体工事費:60〜65%(躯体・外装・内装)
設備工事費:20〜25%(空調・給排水・電気・防災)
外構工事費:5〜8%(駐車場・植栽・アプローチ)
諸経費:7〜10%(設計監理料・申請費・安全管理)
👉 ビジネスホテルでは「設備比率が低め」、リゾートホテルでは「外構・内装比率が高め」になるのが特徴です。
5. 今後の動向と事業計画への示唆
資材価格・人件費の高止まりにより、2025年も坪単価は上昇傾向。
四国新幹線計画や高速道路整備が進めば、宿泊需要はさらに増大。
ホテル建設では、立地戦略+ターゲット設定+収益シミュレーションを初期段階で明確にすることが必須。
特に松山・高松では「観光+ビジネス」の両面を意識したハイブリッド型ホテルが有望。
四国(松山・高松)のホテル建設費は、首都圏や関西圏よりも安い水準にありますが、資材・人件費の高騰で上昇傾向が続いています。
成功のポイントは、
延床面積ごとの坪単価相場を把握する
地域特性に応じた設計(観光・ビジネス両対応)
ZEB・省エネ対応を含む長期収支計画
これらを早期に検討し、投資効率と競争力を兼ね備えたホテルを計画することです。


